DJI MAVIC ドローン

ATTIモードの上達方法

ATTIモード(Attitudeモード)は、ドローンの操縦者にとって重要なスキルを磨けるモードの一つです。このモードでは、GPSやビジョンセンサーによる位置補正が行われず、ドローンが風や慣性の影響を受けやすくなるため、より高い操縦技術が求められます。以下は、ATTIモードの上達方法についてのポイントです

1. 基本的なスティック操作の練習

GPSモードで基本的な操縦スキル(前後移動、左右移動、旋回)を完全にマスターしてから、ATTIモードに挑戦しましょう。
特にスムーズなスティック操作を意識することが重要です。

2. シミュレーターを活用する

ドローンシミュレーター(例えば、DJI Flight SimulatorやLiftoffなど)を利用して、ATTIモードの練習を行いましょう。
シミュレーターでは墜落のリスクがなく、様々な環境で操縦を試せます。

3. 風の影響を理解し対応する

ATTIモードでは風の影響を受けるため、ドローンが自然に流されることを意識する必要があります。
穏やかな風がある日を選び、風の影響を感じながらドローンを安定させる練習をしましょう。

4. ホバリングの練習

一定の高度を維持しながらホバリングする技術を徹底的に練習してください。
スティック操作で細かく調整し、ドローンを静止させる感覚を掴むことが重要です。

5. 視界を意識した操縦

ATTIモードではFPV(First Person View)だけでなく、目視(LOS: Line of Sight)での操縦も重要です。
ドローンの向きや動きを常に把握できるよう、視界内で操縦する練習を重ねましょう。

6. 練習環境を選ぶ

最初は障害物が少ない広い場所(公園や空き地など)で練習するのが安全です。
無風または風速が1~3 m/s程度の日を選ぶと練習がしやすくなります。

7. ステップアップして応用練習

一定のパターンで移動(例:四角形や八の字を描く)する練習を行うことで、スムーズな操作を身に付けられます。
風上や風下での動きに慣れるために、風に逆らう動きや流される動きを補正する練習をしましょう。

8. 冷静さと集中力を維持する

ATTIモードでは、GPSモードと異なりドローンが自動で位置を補正してくれないため、焦らず冷静に対応することが重要です。
トラブルが発生しても慌てず、手動で制御できるようにする意識を持ちましょう。

9. 飛行ログの確認

飛行後にログを確認し、自分の操作がどのように影響したのかを分析するのも上達の近道です。